赤外線リモコン: 2008年3月アーカイブ

P3:工程表

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 作業に入る前に一応工程を考えてみた

  1. WinLIRC の送信部分を作って、動作の比較対照とする
  2. I/F 2008/05 の付録の FR60 CPU ボードを一通り使えるようになる
  3. WinLIRC の送信部分の 38KHz 発生装置を FR60 CPU ボードに実装する
  4. FR60 CPU ボード側でのボードの持ち方を決める(リモコンデータ、操作データ)
  5. FR60 CPU ボード <-> PC間に通信フォーマットを決める
  6. PC 側アプリケーション開発
 とりあえずこんな感じか?


P3:要求仕様

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  • 一番の目的は MD ラジカセで複数のラジオ放送を録音できるようにすること
    手持ちの MD ラジカセのタイマー録音では一番組みしか録音できない

  • ラジカセの選局・録音操作などは、本装置がリモコンをエミュレーションすることによりおこなう
    MD ラジカセには一切手を加えない

  • 本措置へのデータの設定は、PC から USB 経由でおこなう
    PC 側のプログラムを作る必要がある

  • 本装置は AC アダプターなどの外部電源で動く
    USB バスパワーが無くとも動く
 ちょっと大技なのだが、最後までたどり着けるか?
 AIWA の MD ラジカセ MR-X1 のリモコン、RC-BAT17 のコード(合計40)を読ませてみた。

RC-BAT17.cf

 SHIFTと二つ同時押しがあるタイプのリモコン。かかった時間が約20分。
LRIC-RCV.jpg 妙なノイズの原因は赤外線リモコン受信モジュール PL-IRM0101の負荷のインピーダンスが高いことが原因だったらしい。

 現象としては、不定期(数秒単位)に数100μsのパルスが出るというもの。
 トリッキーな電源の取り方が問題かと思い、電源を別に取り、IRM-0101 の出力にオシロだけをつなげても現象が出る。

CIMG0562_edited.JPG さてどうしたものかと思いデータシートを見直してみると、参考回路の IRM-0101 の出力とそれを受けるトランジスターのベース間の抵抗が妙に小さい。
 もしやと思い、最初 100k をつけていた R1 を 4.7k に変更。問題なく動いた。

 オリジナルの回路どおりにしなかったのは、オープンコレクターでもない出力端子を VCC の2倍以上の電圧でプルアップして使うのは気持ち悪かったから。

 もっとも、ほぼオリジナルと同じ回路でも動く模様。んー、これを見ると電源周りの問題だったかも? CIMG0563_edited.JPG
 WinLIRC の受信アダプターを作ったのだが、動かない。

 受信機のチェックはそれらしく動いたのだが、リモコンの学習方法ではエラーばかり。たまに動いても二つ目が一致しないと言ってくる。

 オシロを引っ張り出して波形を見てみると、妙なノイズが乗っている。パスコンを増やしたり、プルアップ抵抗を変えたり、トランジスタのバッファを一段入れたりしたがダメ。

 んーん。どうしよう。

 
ベクターのAVC300 のページから、IR Remote Commander のページにたどり着く。

これはこれで面白そう。本体のソースがあれば...、あってもオイラのところにはコンパイル環境が無いか、きっと(^^;
 google に「リモコン」と放り込んで、出てきたページの広告の一つをクリックしたら出てきた「ページ」

 作者の思いが迸っていると言うか、見る人のことを全く考えてないというか。

 モノは機能的にオイラの目指すもの以上なんだけど、ためしに買ってみようか?値段も馬鹿高くないし、怪しさ(?)は充分なんだけど、検索しても web 上に情報がほとんど無い。

 


P1:基板完成

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CIMG0554_edited.JPG CIMG0555_edited.JPG  基板部分が完成。相当以前に作った、秋月の「多機能 多チャンネル 赤外線リモコンキット」のリレーを取り替えただけなのだが。

 窓から入るお日様の下で、時代劇の再放送を横目で見ながら小一時間、今日のところはここまで。以前なら最後までやりたくなるところだが、明日も明後日も時間はたっぷりある。こういうところが無職って楽 (^^;

 次はケースを加工して収めなくてはならないんだが、これが面倒くさいんだよなぁ。狭義の電子工作でもないし。




 WinLIRC の受信アダプターを作ることにした。 以前、赤外線リモコンの信号をオシロで見るためのツール(?) を作っていたのでそれを流用することに。
 抵抗・コンデンサー・ダイオードは手持ちがあるので D-SUB のコネクタだけ買ってくれば OK。

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 せっかくなので回路図を残せないかとフリーの回路図 CAD を探してみる。google に「CAD 基板(?)」と入力すると、程なく BSch3V にたどり着く。

 サクっとインストールして、チャチャと入力。ライブラリに赤外線受光モジュールを一つ追加しても 30分ぐらいか?

 うーん恐るべし。作者に多謝。

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 いままで回路図を手書きしても 100% 行方不明になった。回路図ではないが、PC に放り込んでいたデータは機種が変わり、ソフトが変わると読めなくなった。
 PDF にしてネットに放り込んでおけば、今度こそ大丈夫か?
 有線リモコンのケーブルの途中に挿入する「赤外線リモコンアダプター」を作成予定。

 とりあえず有線リモコンの信号を調べる。なかなか凝った作り。2接点のスイッチを使って Hi/Low どちらかに必ずつながる仕様。ノイズ対策か。

 スイッチとパラにリレーを入れれば片が付くかと思っていたがそうもいかない。

 一工夫しないと。

 

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